2017年04月13日

論文 紹介 生物多様性と原発

興味深い論文を見かけましたので、ご紹介します。
加藤真氏
「日本列島弧の生物多様性と原子力発電所」

  「 「日本は資源の乏しい国」とよく言われるが、その認識は正しくない。たしかに地下資源は少ないが、海の生物多様性の著しい高さは世界に誇るべきものである。残念なことは、日本がその重要性を認知しておらず、海の自然に関する教育を怠り、そしてその宝であるはずの海の生物多様性を自ら損ないつつあることである。海の自然を損ねている元凶は、干潟の埋立、護岸工事、港湾の浚渫といった海岸の改変であるが、原子力発電所からの大量の温排水の流出の影響も危惧される。
 原発に取り込まれる冷却水には、付着生物駆除のために殺生物剤(主に次亜塩素酸ナトリウム)が投入されるため、莫大な廃熱とともに、通常運転時ですら、海の生物多様性を著しく損ねている2。原発の温排水が、藻場を破壊し、海岸の生物群集を激変させてしまうという報告3があるにもかかわらず、日本では、ウニや藻食魚ばかりを悪者にして、原発の温排水が磯焼けに与える影響についての研究・報告が皆無であるのはなぜだろうか。」

加藤真氏
「日本列島弧の生物多様性と原子力発電所」
https://www.jstage.jst.go.jp/article/tits/16/12/16_12_12_64/_article/-char/ja/
PDF
https://www.jstage.jst.go.jp/article/tits/16/12/16_12_12_64/_pdf
posted by ta meta ta at 21:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 環境問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/448988097
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック